外国語をある程度勉強していると、どうやって単語を覚えるかが重要なテーマになってきま。
「毎日外国語を読んでいるのに、単語が覚えられない」
「見た記憶がある単語だけど自分では使えない」
今回はそんな人に向けて、私が試していた勉強法を紹介します。
読んで→確認→書く→確認 と繰り返して同じ単語に触れることで、「使える」単語を増やそう!
読んで聴いて…それだけだと単語はなかなか覚えられない
皆さんはどうやって外国語を勉強しているでしょうか?
最近はネットでもアプリでも簡単に外国語の記事が読めるし、Netflixなどでドラマを観ることもできる。つまり、インプット(読む・聴く)の機会は簡単に作れるようになりました。
毎日1つは英文の記事を読んで、分からない単語は調べて…と熱心に勉強しているはずなのに、なかなか単語が覚えられない。
そんな人は、アウトプット(話す・書く)の機会が足りないのかもしれません。
外国語を半年勉強したら、アウトプットの機会を作ろう
私は、外国語を半年から1年勉強したら自分で積極的に書く・話す機会を作ったほうが良いと思っています。例えば私はトルコ語を勉強して8ヶ月ですが、現在2日に1度ペースでトルコ語を書いています。
これは、初級の参考書を2周ほどして中級の文法にも手をつけて、そろそろ短い文章も読みたいな~、と思ったくらいの時期。
早すぎると思うかもしれませんが、この時期からインプットとアウトプットをセットで行う習慣を付けると、外国語の勉強がグッと楽しくなりました。
自分で書く・話すなんて大変だと思うかもしれませんが、1度見たはずの単語を何度も辞書で引く…というのも大変な作業だし、あまり楽しくない。
アウトプットも習慣づけて単語を覚えていけば、結果的に読む・書く・話す・聴く、全てで使える単語が増えていくのでオススメです。
具体的な勉強法
1. 文章を読む
もし現在アプリや本を使っているならそのまま使っていきましょう。もし何も読む習慣がないのであれば、内容は好きなもので良いので短めの記事を読むと良いと思います。
サイト・アプリで私が使ったことがあるのは以下のもの
POLYGLOTS(英語の記事が読めるアプリ。文章が自動でスクロールするので読むスピードを上げる練習にも良い。記事の更新が早くて内容も豊富)
BBC Learning English (英国の放送局BBCの無料英語学習サイト。特に”6 minute English”は6分間の英文が音声・スクリプト付きで無料!最高!カナダ留学前にこれで勉強してTOEIC600点台まで上げた)
Lang-8 (外国語で書いた文章を添削し合えるサイト。2018年1月現在新規会員登録ができないのが残念)
Hello Talk (上記のLang-8が使えなかったので代わりに見つけたアプリ。こちらもネイティブに無料で文章添削してもらえるのでオススメ)
↓Hello Talkの詳しい機能と使ってみた感想
トルコ語の勉強で「HelloTalk」を1ヶ月使ってみた(モーメント編)
トルコ語の勉強で「HelloTalk」を1ヶ月使ってみた(チャット編)
ちなみに、1度読んで内容が分からなくてもすぐに和訳を見ないほうが良いです。3回は同じ文章を読みましょう。できれば口に出して、電車の中ならこっそり口パクしましょう。
最後まで文章を読んでから再度読むと、最初に分からなかった単語の意味が推測できることがあります。この「単語の意味は分からないけど文章全体の意味はなんとなく分かる」ようになるのがとても大切。
なんとなくでも意味が分かれば文章の内容が楽しめるし、この積み重ねで外国語を読むことへの抵抗が減ります。
「知らない単語が全くない」状態は永遠にありえないので(日本語で新聞を読んだってそうだと思う)、少しくらい単語が分からなくても文章を楽しめるようになる力が大切だと思います!
2. 分からない単語を調べる
分からない単語は調べます。できれば英英辞典で引きたいけど、継続が大切なので無理しなくても良いです。
この時に分からなかった単語はメモしたり、マーカーで線を引いておきましょう。
3. 何度でも読む
声に出して読む。単語の意味も分かったし、さっきよりは読めるはずです。
ここも最低でも3回は読みたいですね。
1回目はつっかかって当たり前。2回目はさっきよりスラスラと。3回めはできるならチラチラと記事から目を離して読んでみましょう。
ここまで読んで分かるように、この勉強法では同じ文章を最低6回読みます。
そのため、まずはスマホの画面に収まるくらいの文章から始めましょう。
4. 文章を要約してみよう
もちろん記事を見ながらで良いです。
読んだ文章の内容を自分で半分くらいにまとめてみましょう。
その際は、
・さっき自分が分からなかった単語を使ってみる。
・丸写しではなく、他の文章とつなげたり前後の単語を入れ替えたりしてみる。短くまとめるにはその工夫が必要。
という点をすると良いと思います。
5. 添削してもらう
先程紹介したLang-8 、Hello Talk に自分の要約を載せて、添削してもらいましょう。
自分で書くと文法や前置詞のミスがどんどん出てくるはずですが、それでOK。たくさん間違えて、その単語を使えるようになっていきましょう。
何回も間違えてしまう単語は別にメモして「今週力を入れる単語」コーナーを作っても良いです。文章を書く際は積極的にそこの単語を使っていけば覚えられるます。
この勉強法の良い点は、楽しい!
最初は面倒くさくて大変です。
でも、要約を書いている時にふと顔を上げて、5行も6行も外国語で文章が書いてあると「こんなに書けたぞ!」と嬉しくなります。
3回くらい騙されたと思ってやってみてください笑